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2008年10月12日
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2010新卒採用情報随時更新中
株式会社サーヴメント dds課/本間裕明さん
オシゴトの内容は?
Webサイトの制作(構築と管理)を中心に、アンケートなどの統計・分析処理、また書籍のDTP(デスク・トップ・パブリッシング)業務をします。お客さまのご要望に応じてさまざまな仕事をサポートさせてもらうので、多岐に渡ります。
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高校、大学、社会人と、所属するチームを次々と日本一へ導き、史上最年少で日本代表に選ばれる。現役引退後も日本代表監督に就任し、日本ラグビー界を背負って立ってきた平尾誠二氏。ラグビーを通じて培った社会的スキルと、仕事に対する戦略の立て方についてせまる。
― 神戸製鋼ラグビー部ゼネラルマネージャー、ラグビー協会理事、スポーツNPO理事長と、さまざまな仕事をされていますが、それぞれの仕事のおもしろさややりがいはどこにありますか。
自分にしかできないことをやるっていうのが僕の仕事のコンセプトなんですね。他の人ができることを自分がやっても仕方ないと思っていまして。これは俺しかできないということをやっているときが、充実感は高いです。また、それらは社会に望まれていることで、それを日々感じながら仕事ができるっていうのは恵まれていることだと思います。
若い人には、誰でもできることから、自分にしかできない独自のものを上手くつくり上げてほしいなって思いますね。
僕がいつも言うのだけれども、暗記ものや計算もの、こういうのは機械に勝てないのです。限界もあるし。人間が持つ素晴らしい能力は、創造力や発想力だと思うのですね。これを存分に活かすっていうのが、これから人間が進むべきひとつの道だと思っています。そういうものを意識しながら、新しいものを満たす。これが僕の仕事における基本コンセプトですね。
― 進むべき道を探す上で考えなければいけないことはなんでしょう?
それは社会の中で自分のやっていることが存在価値のあることかどうか。またそれだけではなく、自分のやりたいことなのかどうか。いろんな生き方があると思うのですが、
いちばんベストなのは「やりたいこと」「やれること」「やるべきこと」この3つが重なっている仕事をすることです。
3つの円が重なっていると、社会的なニーズも高いですね。プロ野球のイチロー選手なんてまさにこれです。サッカーの選手の中にもいると思う。これは、社会的にも認知されているし、自分の得意分野だから非常にモチベーションが高い。でも、なかなか重ならない。2つ重なって1つ重ならないってこともあるのですよね。たとえば、やりたいことはこれです。やれることはこれです。でもやるべきことではないってことがありますよね。そういう場合、やるべきことに変える努力をしなければいけない。仕事になるまで引き上げる努力が必要。そのまま放っておいたら仕事には成り得ない。違うケースもありますよね。やれることでやるべきことだけれども、やりたいことではない場合があるじゃないですか。これは僕が実際に聞いた話ですけど、教材の訪問販売営業ってあるじゃないですか。これはがんばればやれることだし、仕事になっているからやるべきことなのですね。でもやりたいことじゃなかった。地味だしクレームがよくでるし。しかし、あるとき教材を販売した親御さんにえらい喜ばれたことがあった。お子さんの成績が上がって志望校にも入れたと。この感謝されるということによって、仕事がおもしろいことに変わり、役に立っているという実感を得て、もう一度喜んでもらおうと思い向上する意欲がでてくる。そして、やりたいことに近づくんですよ。
― なるほど。自分の手で変えていく、と。
こういうことはきっかけとしていくつかあります。こういうものをしっかりと与えてやるとか、チャンスをつくるというのは、先人たちの役割だと思うのですよ。最近、やりたいことを探せっていうけど、やりたいことを探すのは非常に難しい。だから僕は、
「やるべきことで嫌いなことをがんばって好きになれ」
って言っているんですね、もう腹をくくれってね。どうしたら好きになるか考えてみろってね。そしたらそれなりに道はある。どうしても好きになれないならまた考えればいいし。やらずに違うとか言わないで、もう一度突き詰めて成果を出したときに、人間は違った意味でいろいろ感じるんですよ。そこでまた自分の中で好きなこと、やりたいことに変わる可能性がある。すると、すでにやれることとやるべきことの2つに引っ掛かっているわけですから、素晴らしい仕事になりますね。そういうものを自分なりに努力をしながらつくっていくというのは、これからの仕事や労働というものに必要なことではないかなと。そうなったら非常に強みが出ますよね。自分でがんばれるのですから。
― まずはやってみることが大事なのですね。
何事もそうだけど、やって成果の出ることはおもしろくなる。イヤなことでも、がんばって成果が出るとおもしろくなる。これはラグビーの練習でも全く同じなんですよ。イヤだなって思って練習しても、やればある程度は成果が出るんですよ。すると次第にイヤなものではなくなるし、逆に目標設定ができる。これはスポーツの世界においてはよくあることですね。ところが、やりたくないことでキツくて成果が出ないことは絶対に続かない。これは仕方ない。教え方が下手なんです。練習でも理屈抜きにキツいことはあるんです。子どもであったら、基礎学力を付けるために徹底的にやらせるということもあっていいと思うのです。でも、やらせたら必ず成果を出すこと。やって良かっただろっていう状況をつくり出すことが必要ですね。
― なるほど。話は変わりますが、大学時代はどのような学生生活を送っていましたか。
ラグビーにドップリでしたけど、ラグビー部以外の友だちも多かったですね。楽しかったですよ。何より時間がふんだんにあるっていうのがいいですよね。
自分の好きなことに時間をかけられるっていうのが、自分にとってすごい投資になりますよね。
自分の将来を考えるきっかけになりました。大いに遊ぶっていうのも一つの手段ですし。ただ、意味のないことは極力避けて、意味のあることに時間をかけるようにしていましたね。何事も、自分にとっての意味づけというのはしていたつもりでした。
― もし平尾さんが会社の採用担当なら、どのような学生を採用しますか。
おもしろいヤツかな。まあ全部が全部そういうやつでも上手くいかないけど。人間って、すべてにおいて素晴らしい人なんていない。いろいろな人間がいるから、人と人で補っていける。このバランスが大切。その中において、何かあるんじゃないかという可能性を感じられる、おもしろいヤツが僕は好きです。それは、がんばれるヤツってことですね。努力できるヤツ。でも、なかなか分からないけれどもね。学歴は一目見れば書いてあるけど、そういう部分はなかなか分からないよね。
― 学生時代に磨いておくべきことは何だと思いますか。
感受性の豊かさじゃないかな。
人の喜び、痛さ、つらさを自分のことのように感じられる、人間味のある人。
それをしっかりと持っている人たちが、これからの社会にいい影響力を及ぼしていくでしょうね。そのためにも一生懸命生きるということ。僕は、人間は50年も生きればいいと思っているほうなんです。その間に自分はやったっていう、そういう確かなものを感じられたらいいわけですからね。それぐらい一生懸命生きろって思うんですね。明日死んでもいいくらい、今日を一生懸命生きろっていうのが、僕の主義なんですね。こういうとなんだか刹那的に聞こえるかも知れないけど、それぐらいやってちょうどいいんですね。
― それでは、学生に対してメッセージをお願いします。
みんなそれぞれ可能性があるわけです。それは何かっていうと時間です。
僕なんかはもう若い人に絶対勝てない。僕と大学生を比べると、少なくとも20年間のハンディキャップがある。その時間を自分の好きなことに費やすことですね、できればそれが世の中のためになること、やるべきことであるといいですね。それをしながら、自分の時間を大切にしてほしいと思いますね。人間の喜びっていうのは、自分のやりたいことをやっているときにあると思うんですよ。それを周りの人も喜んでくれたら、さらなる喜びに変わります。はじめからなかなか意識はできないでしょうけれども、そういうもの目指す若い人が増えたら、世の中は変わっていくと思いますね。
数々の修羅場をくぐり抜けてきたであろうことが容易に想像できる、圧倒的な存在感。これが勝負の世界で生きる男の姿なのだと、実感した。 「きっかけ」と「気づき」。何事も、あるきっかけをもとに、大切なことに気づくことがある。仕事もしかり。そのポイントを的確に見極め、三つの円を重ねるための努力が必要になる。今という時代だからこそ、暑苦しいくらい一生懸命に生きていかなければいけないのだ。突き刺さりそうなほど鋭い瞳の奥には、仕事に対する深い情熱と、冷静な分析に基づく論理力が融合していた。(Text:山田 英行)
平尾誠二(ひらお せいじ)
神戸製鋼ラグビー部ゼネラルマネージャー
日本ラグビー協会理事 スポーツNPO「SCIX」理事長
1963年京都府生まれ。伏見工業高校3年時、ラグビー全国大会で優勝。同志社大学で大学選手権3連覇を果たす。神戸製鋼入社後、日本選手権7連覇を達成。当時史上最年少の19歳4カ月で日本代表に選ばれ、ラグビーワールドカップに3大会連続出場。97年2月から00年1月まではラグビー日本代表監督を務め、99年のワールドカップで指揮を執った。現在は、神戸製鋼ラグビー部ゼネラルマネージャー、日本ラグビー協会理事、スポーツNPO「SCIX」理事長を兼務する。『気づかせて動かす〜熱情と理のマネジメント』共著(PHP研究所)、『「日本型」思考法ではもう勝てない』(ダイヤモンド社)など著書多数。
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