新潟日報TOP SPORT日報 JOB日報 web assh 新潟の「仕事」情報サイト JOB-NIPPO
新聞を読む 新潟日報 Niigata-Nippo On-Line
2008年10月12日





登録された方には、役立つ就職情報・企業情報をすべて無料でお届けします。
12/1 キャンペーン正式スタート
2010新卒採用情報随時更新中


株式会社サーヴメント dds課/本間裕明さん
オシゴトの内容は?
Webサイトの制作(構築と管理)を中心に、アンケートなどの統計・分析処理、また書籍のDTP(デスク・トップ・パブリッシング)業務をします。お客さまのご要望に応じてさまざまな仕事をサポートさせてもらうので、多岐に渡ります。

[続きを見る]


新聞記者から週刊誌の名編集長、そして、ニュース番組のキャスターへと華々しい転身を遂げてきた鳥越俊太郎さん。情報が氾濫する世の中を、独自の視点で鮮やかに切り裂き、分かりやすい情報を私たちに与えてくれている。最初の赴任地・新潟での新聞記者時代から真のジャーナリズムを追いかけ続け、最後に辿り着いた自らの肩書きは“ニュースの職人”。その職人の視点からは、現代の若者や教育は、どのように映るのか!
   
写真
写真
ニュースの職人
鳥越 俊太郎(とりごえ しゅんたろう)
1940年福岡県生まれ。1965年京都大学文学部卒業。同年毎日新聞入社。新潟支局、大阪本社社会部、東京本社社会部、サンデー毎日編集部、テヘラン特派員を経て、1988年『サンデー毎日』編集長となる。同社を退職後、1989年10月から報道番組『ザ・スクープ』(テレビ朝日系)のキャスターに。現在は、『スーパーモーニング』(テレビ朝日系)のコメンテーターを務めるなど、テレビで活躍する傍ら、関西大学で教鞭を執る。2001年日本記者クラブ賞受賞。著書に、『桶川女子大生ストーカー殺人事件』(メディアファクトリー)、『ニュースの職人 「真実」をどう伝えるか』(PHP研究所)など多数。ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」にニュースコラムを連載中。


―現在、関西大学で週に1度講義をされていますが、授業を受ける学生たちは新聞を読んでいたり、ニュースに関心があったりすることが多いのですか。
そうとは限らないですね。活字離れが進んでいますから。500人くらいの講義ですが新聞を読んでいる学生は非常に少ない。3分の1もいない。ただ、マスコミを専攻しているだけですね。ときどき「来週の授業は学校に来る途中に新聞を買って、その中で自分が一番興味のあるニュースはこれだっていうのを見つけてこい」と、言っています。それで、「なぜそのニュースに興味をもったのか、感想を5分間発表する」っていうようなことをやっています。そういうことをやって新聞やニュースに興味をもってもらうようにしています。それから、人の前で話すっていうこと。日本はね、書き言葉の実習はあるんですけど、話し言葉の実習はないんですよ。でも実際社会に出ると、話し言葉っていうのが大切になってくるんです。人の前でちゃんとプレゼンテーションできるかっていうこと。プレゼンテーション能力というのは必要です。

―メディアリテラシーという言葉もあるように、情報をインプットするだけではなく、アウトプットする能力というのが大事になってくるわけですね。
そうですね。そういうのは意外に学校の授業でやっていないので。たとえば、大学のマスコミの先生というのはマスコミにいかに問題があるかっていう批判ばかりしているのですね。これから社会に出ようとしている学生にそんなことを伝えたってしょうがない。マスコミはいかに楽しいか、やりがいがあるか、情報を発信するということが、いかに人々に喜びを与えることができるのかというのを伝えることが大事。もちろん、問題もあるでしょうけれども、それは実際に入ってから理解して自分で直すと。マスコミに対する情報を叩き込まれた学生を新聞社は採らないと思う。なまじ「マスコミとは」って頭でっかちな学生が入ってきたら、俺が教育係だったら困る。真っ白で入ってきてほしい。

―鳥越さんは、学生時代から新聞記者を目指していたのですか。
まさか新聞記者になるとは思ってもみなかったね。大学に7年間行って、新聞社くらいしか受けられるところがなくて、しょうがなく毎日新聞社を受けたの。それで運良く受かった。俺ね、勉強しなかったから通ったと思う。教室と下宿の往復をしていたら受かってない。毎日新聞の試験にはグループディスカッションがあって、人の前で話したり司会したりしないといけなかった。勉強はできるんだろうけど、話すことができないやつは落ちていたね。

―そのとき、学生時代に夢中になった合唱団でのマネージャーの経験が役立ったようですね。
役立った。合唱団でそういうことばかりやっていたから。人間関係能力みたいなのが身に付いていたんですね。昔は地域ごとにガキ大将を中心とした年齢の違う子どもたちだけの世界があったから、そこで人間関係能力を磨けた。今は身に付ける場が比較的少なくなっている。もっと自由に何でも好きなことをできる遊びっていう中での人間関係をつくる場がないですね。

―遊びの中で人間関係能力が身に付くのですね。。
遊びって大事なんですよ。だからいろんなグループの中で遊んでいる子のほうが、就職してからは、強い。頭はいい、知識はある、でも、人を傷つけたり傷つけられたり、ケンカしたり仲良くなったり、そういう経験のない子は、特にマスコミの世界はちょっと厳しいと思うね。社会に出るといろんな人に会うからね。ある程度自分をさらけださなければいけない。だって自分の心を開かないで相手の心は開かないから。そういうことを自然に身につけていないとダメですよ。かしこまって丁寧な言葉遣いはできても、人としての魅力がないと。たとえば記者は刑事と話すとき、丁寧な言葉ばかり使っていたら絶対ダメですよ。どこかでガーっと崩さなきゃいけない。「アンタとオレ」みたいな関係を築かなきゃいけない。それはやっぱり、学生時代から訓練しなければね。。

―人間関係能力と人としての魅力が大切なんですね。
そう。人間関係能力と人としての魅力、人間力です。知識だけではなく、そういう力を磨いてほしいですね。特に日本は、試験がマークシート方式になってからどんどん知識偏重になってきている。でも実際の社会は、知識も必要だけれども、知識プラス人間力じゃないですか。ほとんどの職業は人間関係の中で仕事をしていくわけだから。社内の人間関係、社外の人間関係。常に人間関係を要求されるから。それは社会人になってから身に付けようと思っても、なかなか身に付けられるものじゃないからね。

―人間力を身に付けるために、学生時代はどういったことに気をつけて生活していればいいのですか。
遊ぶことだね。仲間とハチャメチャに(笑)。まあ、真面目になるところは真面目にならなきゃいけないけど。年がら年中、真面目な学生は魅力がないよきっと。思いっきりハメを外すところは外す。法律にふれちゃいけないけどね。法律を犯さない範囲内でね。

―そのように「遊べ」という指導をしていると、学生たちから就職の相談も多いのではないですか。
それはもういろいろと。携帯電話のメールにきますね。1日に何度もメールがくるんだよ。そのたびにね、電話して面接の心構えを教えていますね。

―鳥越さんと携帯電話でやりとりですか! たとえばどのような心構えですか。
基本的なことですよ。「肩の力抜いて」とか言っているわけですよ。「ちゃんと面接官の目を見て話しなさい」と。「心の中に笑顔を持って、自分が会って楽しい人のことを思い浮かべると、自然と笑顔になるから」って。それをまず入った瞬間に思い出せって言うんですよ。

―もし、鳥越さんが面接官だったら、どのような学生を採用したいと思いますか。
やっぱり基本的には明るい人ですね。明るくて前向きな、何でも挑戦できるヤツ。そういう人を採りますね。

―若者の間では、やりたいことが見つからないという悩みも多いようですが、そのことについてはどのようにお考えですか。
やりたいことはそんな簡単に見つからないんだよ。俺だって学生時代にやりたいことなんて見つからなかったよ。でも飯を食うために、どこか入らなきゃいかんから。新聞社しか行くところがなかったから。そのうちに新聞社の中で、だんだんとやりたいことが見つかってきたんだよ。若いうちにやりたいことを見つけなければというのは馬鹿げた神話ですよ。100人が100人、学生時代にやりたいことが見つかってその道に進めるなんて、そんなことはありえません。わからないよ、やりたいことなんて。まだ自分のこともよくわかっていない年齢なんだから。だからとりあえず、自分の興味のある会社に入って一生懸命やるしかない。それで合わなければ辞めればいい。でも、嫌いなことでもやらなければいけない場合もある。やっていくうちに好きになっていくこともある。大事なのは原点に帰ること。自分一人で親の力を借りずに社会の中で生きて行くにはどうしたらいいか。それが原点ですよ。そうしたら、なにかの職につかなければいけない。お金を対価としてもらえる仕事に。親に養ってもらっているようでは、一人前の大人じゃない。人生を自分一人で生きていくという覚悟ですよ。これを若者たち一人ひとりに問いたいね。

―それでは、進路について悩んでいる学生に、きっかけとなるようなメッセージをお願いします。
ぜひ職人を目指してほしいですね。現場で手を使って、体を使ってする仕事っていうのは大変尊い仕事だと思います。どこかで、スマートな事務職みたいなのが上で、現場でものをつくっているのが下みたいなね、そんな日本の社会の常識が、戦後だんだんと豊かになるにしたがってそうなってきた。でも、実はそうではないのだと。ものをつくるっていうことは、人間にとって一番大事なんだと。そうやって人類は歴史をつくってきたわけだし、日本はその中でも、ものづくりで世界一になった国ですから。ものをつくることに喜びを見いだすような、そういう若い人たちを日本は必要としているし、増えてほしいなと思いますね。

テレビで見る硬派なイメージとは違い、人情味あふれる温かな人。それが、インタビューをしてみた感想です。65歳とは思えぬほどの若々しさとパワー。健康管理について尋ねると、毎日、腹筋とスクワットを何百回もしているとのこと。健康な体もまた「人間力」を構築するひとつなのでしょう。 人間力。漠然とした表現ではあるけれども、魅力的な人からは、確かに人間力なるものを感じます。皆さんの近くにも「あの人は何をやっても成功しそう」そう思える人がいませんか。進むべき道に迷ったら、何か壁にぶつかったら、まずは自分を磨けばいい。あなたも持っている人間力を、どんどん伸ばしてください。


[戻る]


本ホームページに掲載の記事・写真・動画など、一切の無断転載を禁じます。ご注意ください。
すべての著作権は新潟日報社ならびにニュース配信元である通信社、情報提供者に帰属します。
著作権についてリンクについて個人情報の取扱い
Copyright (C)2005-2008,The Niigata Nippo.

このページに関しては... job@job-nippo.com
広告に関しては... ad@job-nippo.com

にいがた産業創造機構
  • ビジネス知識源
  • 産業支援カレンダー
  • にいがたビジネス物語 人材育成・冬の陣 〜攻めの経営管理を身につける〜
  • 雇用・能力開発機構にいがた
  • キャリアデザインセミナー
  • 創業・経営改革セミナー「アントレプレナーDo it」
  • 若者しごと館
  • インフォメーション
  • 適職サーチ
  • イベント情報
  • 新潟県経営者協会
  • 地域貢献事業
  • 人材育成事業
  • 情報提供事業
  • 新潟商工会議所
  • 新潟県中越地震関連情報
  • 中小企業の自慢の逸品紹介(プレゼント付)
  • 検定試験情報
  • 新潟NPO協会
  • ポータルサイト「ニイゲット」
  • 新潟経済社会リサーチセンター
  • 講演会・セミナーご案内
  • 経済データ
  • 今月の新潟県経済